雑記

『不屈者』(後藤正治)

最近、ノンフィクション作家の後藤正治さんの著作(『咬ませ犬』『スカウト』『リターンマッチ』とか)を超面白く読んでいるのですが、その中の『不屈者』から気になったところを引用。 谷川流光速の寄せについて、「芹沢先生から示唆された点もあります」と…

死ぬときは他人だけど

乗峯栄一のトレセン・リポート 古いなあ!より。けだし名言である。 「死ぬときはいつも他人」という言葉がある。 大学で美術史という講義をとっていたとき、ほかのことはすべて忘れてしまったけど、マルセル・デュシャンという現代美術家がこの言葉を言い、…

舞城センセーが大学読書人大賞受賞

5月5日東京都美術館 講堂にて、公開討論会が行われ、舞城王太郎著『好き好き大好き超愛してる。』(講談社)が2009大学読書人大賞に決定しました! 6月中旬には、大賞受賞作家への贈賞式を行う予定です。詳細は追ってお知らせします。 「大学読書人大賞」…

にゅうしゅ

出版社在庫なしだった雑誌「小説推理」の『散歩する屋根裏』収録号(2006年6月号)を入手しました。取り急ぎエントリまで。

甲斐谷忍先生インタビュー

http://www.kagoshima-u.ac.jp/pub/koho180/index.htmlより。気になった部分は「週刊連載を持っているときは、1週間のうち5日間をストーリー作りに費やします。具体的に何をするのかというと、近所のショッピングモールをぶらぶら歩いて空想。残りの2日で漫…

失敗して良かった、と言える人生を 『わたしの失敗』(産経新聞文化部編)

前のエントリで失敗をやらかしたつながりで。色々な人達の失敗談が語られていて面白かったんですが、やっぱりというか、水木しげる先生の話で「のんのんばあ」というお手伝いのお婆さんの影響でおばけや妖怪、あの世のことに興味を持ち、そこからさらに派生…

「おくりびと」の舞台が富山ではなく山形だった理由

(4/29 15:30本文訂正) http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20090426/1240726838 を読んで。ガイシュツかも。

人間を描いていった結果がこれだよ!「安積班シリーズ」(今野敏)

安積がそう言ったとたんに桜井がさっと立ち上がった。村雨が席を離れるのをじっと待っている。まるで犬のようにしつけられていた。桜井は新米刑事なのでベテランの村雨と組ませている。このコンビは須田・黒木のコンビとあらゆる面で対照的だった。須田は部…

誰も僕の耳を責めることはできない

最近、といっても今ですが、予備のイヤホンを買うたろかいと思いつきまして、価格.comや2chのスレをいろいろひやかしているのですが、その前にとりあえず現状把握や!っつーことで今使ってるイヤホンの価格.com該当ページを見てみたら、レビューで「これで音…

なぜ日本は横浜化したのか

タイトルが釣りだということは既に常識ですが、日本全体が横浜化している件について - NOW HEREを読んで、なぜ横浜が横浜であるかについて考えてみました。

I NEED A HERO アホに殴るヒロちゃんに遠慮がない 『ウォッチメン』(ザック・スナイダー)

色々あって都内でひとりぼっち。 たまには映画館で映画を見よう。 携帯で調べたら気になっていたスラムドックなんたらかんたらはまだやってない。じゃあ『ウォッチメン』。 実は『ヤッターマン』と迷ったのだけど、むしゃくしゃしたときに観るならなんとなく…

You may meet a cow? 『たまさか人形堂物語』(津原泰水)

人形こそ自分、舞台こそ生活の場、嘘こそ真、夢こそ現――これら、私が見慣れてきた小さな世界での常識は、外の世界から見れば狂気に他なりません。(中略)現実は逆でして、世間が驚いたり喜んだりしてくださるのは、あくまで人形に対して、舞台に対してなの…

もうやめて!コバマサの3者凡退には限りがあるのよ!

3番手として、5,6回を打者6人 無安打無失点という内容でした。 珍しく1人もランナーを出すことがありませんでした。 年間限りある、『3者凡退』を2つも使ってしまいました。 どうしよう・・・。 どうしよう? | kobamasa30 >年間限りある、『3者凡退』を2つ…

今年の横浜ベイスターズについて

なんだか最近野球関係のエントリが多くて申し訳ないですが、弱気になっている同士がいたので。 私がここ何年か毎年オフシーズン中に来シーズンのシミュレーションとして、その年のデータを使ってる野球ゲームをしている(今年は携帯アプリの「実況パワフルプ…

殊能センセーの新作短文に殊能スレが案の定な件

殊能将之 part47より。

第2回WBC全選手寸評・野手編

全試合全イニングを見たうえでの文章ではなく、印象だけで書いている部分も多い私的な寸評なので、間違いなどがあるかも。 参考はhttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/wbc/2009/japan/data/stats/player.htmlとかStatistics | MLB.comとか。 以下背番号…

第2回WBC全選手寸評・投手編

全試合全イニングを見たうえでの文章ではなく、印象だけで書いている部分も多い私的な寸評なので、間違いなどがあるかも。 参考はhttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/wbc/2009/japan/data/stats/player.htmlとかStatistics | MLB.comとか。 以下背番号…

クルーン「まっすぐを投げて。速い球はダメだよ」

【野球】巨人・クルーンが横浜・鈴木尚の引退弾をアシスト グライシンガーに「まっすぐを投げて 速い球はダメだよ」と耳打ち(見れなかったらここへ)より。スレの正確なまとめではないですけど、スレ内にいくつかある流れのうちの一つを抜粋しました。 1 :…

1万2千円ぐらいで何が買えたか・閉店編

あらすじ。最近音楽かラジオをつけっぱなしにしたまま寝てしまい、耳が変な感じになることがとみに増えてきた私。そのため、タイマー機能付きのmp3プレーヤーとラジオを買おうと思い立ったのであった。あとストーブも壊れたのであった。 Transcend 8GB T.son…

猛々しくも甘い春のはじまり 『とらドラ10!』(竹宮ゆゆこ)

将来その子供たちが、乞食になろうと、腐敗した政治家になろうと、はたまた憂国の革命家になろうと、そんなことはこちらの知ったことではない。 そして、そんなことは、これを読んでいるあなたの知ったことでもないのである。 伊勢崎賢治『NGOとは何か』 本…

時々無性に飲みたくなるじゃん?

安売りされてたので買った不二家のネクター。なかなかおいしかったです。

善村スコアラーの警戒

すし職人志望の異色新助っ人、ドーマンが初ブルペンで29球。視察した中日・善村スコアラーは「コントロールがいいね。特にスライダーがいいから、ルイスのようなピッチャーだったら、やっかいだね」と警戒心を強めた。 http://www.sanspo.com/baseball/new…

アレックスラミレスのトラウマになる話

シーズンオフを楽しむプロ野球選手生態学(ゲンダイネット2009年1月29日掲載)より。 巨人の主砲ラミレスは大の愛犬家。今はチワワの「リリー」をかわいがっている。彼は少年時代、ある事件がトラウマとなり、飼い犬を溺愛(できあい)するようになったとい…

延長

彼の悩みを解消するのは無理? 骨延長だろIK(板垣的に考えて)……と妄言はさておき、その悩み以外は気になることとか特になくて順調なら、そのまま自然主義でいけばいいんじゃないですかね。あと162cmを158cmっていうのはたぶん彼なりの護身だと思います。 …

6試合連続で打ったホームランが6試合連続で無効になった選手がいるらしい

コントみたいな話ですけど、1923年にアメリカマイナーリーグで本当にあった出来事だそう(ビル・ブリベックという選手)。私は織田淳太郎『ニッポン野球珍事件珍記録大全』で知ったんですけど、調べてみると初出は山崎武『野球博士のおもしろエンサイクロペ…

Pressentiment triste(悲しい予感)『退出ゲーム』(初野晴)

わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない。(P7) 私も認めない。 それはさておきこの本『退出ゲーム』は、表題作であり日本推理作家協会賞の候補作にもなった「退出ゲーム」など4編収録の短編連作集です。ネットのどこかで「米澤穂信とかQ.E.D.が好きな…

降臨賞感想、HIDEKIの気持ち、あるいは小説の登場人物に作者の考えを言わせること

「たいていの宗教に『悪魔』っているだろ。自分らの都合の悪いことを押しつけられる悪者がいないとやっていけないんだよ人間って。生存本能の一変形なんだろうけどな、人類が滅亡するんだとしたら理由はたぶんそれだよ」 秋山瑞人『それ以外のことについて言…

新年・大和田秀樹・第2週

ほぼ選別せずにメモできるだけメモ。細かい所は間違ってるかもしれないので注意。

もうそろそろアニメでよく知らない人といつの間にか契約させられることになってるとか、やめませんか?

降臨賞へのお叱りについて - ファッキンガム殺人事件 - ファック文芸部のコメント欄より。 「文芸イベント(可能な限り公平である)と誤認させる内容での募集」を行い「超個人的にそれを消費する」というこのやり方、不誠実さに対する批判です。(中略)xx-i…

○○ノート文化

ゲーセンノート文化を振り返る - hatena@raf00を読んで思い出したこと(「夜中のオクラホマミキサー事件」が気になる……!)。ゲーセンではないんですが、私の地元にある図書館のヤングアダルトコーナーにもかつて「交流ノート」みたいなものがありました(と…