アレックスラミレスのトラウマになる話

シーズンオフを楽しむプロ野球選手生態学(ゲンダイネット2009年1月29日掲載)より。

巨人の主砲ラミレスは大の愛犬家。今はチワワの「リリー」をかわいがっている。彼は少年時代、ある事件がトラウマとなり、飼い犬を溺愛(できあい)するようになったという。
 ベネズエラ出身のラミレスは子供のとき、兄とともに食用イグアナを捕獲するためジャングルに入った。ラミレスが誤って池に落ちると、そこに生息する凶暴なワニに襲われそうになった。
 その危機を救ってくれたのが一緒にいた飼い犬だった。自ら池に飛び込んだ愛犬はラミレスの身代わりとなり、そのままワニの餌食になったという。九死に一生を得たラミレスはそれ以来、飼い犬を溺愛するようになったそうだ。


家族の誰かが生死に関わる大病を患ったときにそれと前後するように突然飼い犬が体調を崩すかして死んでしまい、そのあと家族が何事もなかったかのように快復する……みたいな、今考えるとあの子(ペット)が身代わりになってくれたんじゃないかと思うんです話は聞いたり聞かなかったりしますが、なんというベネズエラのリアル&「ここは俺に任せてお前は逃げろ」でしょうか。こんな事があったら一生忘れないだろうなあ。