Re:ひいきの球団が死ぬほど弱い野球ファンの人
呼ばれた気がしたので。
- 話を完全に知っていても面白い『ONE OUTS』は大したものだと思う。
「お酒を飲みすぎても記憶をなくさない方法を教えてください」という質問にわれらが森博嗣先生が「何のために飲んでいるの?」と回答した*1というのは既に常識ですが、危機感も必死さも無い態度にはプロを名乗る資格すらない、プロ野球にも2部降格制度があればとっくの昔に球団消滅しているレベルのだらしないチームをひいきにしている野球ファン(21世紀に入ってからの通算成績は468勝643敗27分)としてマジレスさせてもらえば、後者です。でもただ泣きたくなるのではなく、一応妄想するはするんですけど、フィクションをフィクションとして受け入れればいいのに、なんか変なところで現実的になってしまって、「1999年……ドラフト外入団は禁止されているはず……よって日本のプロ野球チームに所属したことのない日本国籍の選手は必ずドラフト会議で指名されなければならない(野球協約133条)……!しかし……筆者に電流走る――!渡久地東亜の「亜」……亜米利加の「亜」という解釈も可能……日米の二重国籍……東亜に外国籍の可能性……!外国籍でも日本の学校への在籍経験がなければテスト(ドラフト外)入団も可能となる(野球協約82条、同条但書き)……!あ、でも1巻であの黒人のデカいおばさん(ビッグママ)が普通に日本人って言ってたので無理」というナレーションがあっての泣きたくなるのであることを付け加えておきます。
以下余談。今ちょうどアニメでやっていて、『ワンナウツ』で最も傾いていると誉れ高い(であろう)4巻では、野球のルールである「公認野球規則」の細かい条項をネタにしていますが、この「公認野球規則」、今は市販もされてますしネットでも見れますけど、以前は「週ベ」こと週刊ベースボールの通販広告でしか買うしかなかったんですよね。昔の装丁のほうが規則!って感じがして好きです。
あと、野球関係で厄い(いい意味で)サイトといえばセットポジションさんですが、しっかり東亜16失点のときの8・05(k)もソフトボールとのルールの比較をしていたりと流石です。
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*1:『臨機応答・変問自在2』より