デーブ「三井が死んでしまう。みんなで助けよう」

最近テレビで青春野球ストーリーみたいなドラマの宣伝をしているのを見ますと、私のような穴党というか、逆張り気質の人間からすると視聴意欲を削がれること甚だしいのですが、下手なドラマよりもドラマチックな野球をする球団がさいたまにあったりなかったり、というお話。昨日の西武・オリックス戦より(スコアはこちら。強調は私)。

三井が4点リードを守れなかった直後の八回、中島がリードを奪い返す3ランを放った。攻撃前の円陣で「三井が死んでしまう。みんなで助けよう」との大久保打撃コーチの激励を、力に変えた。(中略)この2日間でチームは計7本塁打。合言葉は「フルスイング」だ。総得点130のうち52点を本塁打でたたき出した。「三井が救われた。こいつらすごすぎる」と渡辺監督はうなる。豪打で首位を守った。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20080426056.html


合言葉は「フルスイング」、大逆転を許した直後の攻撃前に円陣を組み、そこで太ったコーチが「三井が死んでしまう。みんなで助けよう」と檄を飛ばし、ホームランで再逆転し、監督が「三井が救われた。こいつらすごすぎる」と感嘆する。パーフェクトです。けだし名言である。
そのほかにも、今日のスタメンでいうと3番を打つ中島のオープン戦不調の原因が「間違ってずっと(普通のバットより重い)マスコットバットで打ってた」だったり、4番を打つ新外国人のブラゼル西武ドームまで電車で普通に通勤してたり、5番打者のGG佐藤はアメリマイナーリーグを経由して入団の変り種でちょっと面白い人だったり、6番打者の中村剛は公称体重が100kgを超えていてあだ名が「おかわり君」だったり、7番打者の石井義は打撃は素晴らしいが守備に難ありでトレードに出された選手だったり、投手は投手でエースの涌井が投げると点を取らなかった*1り、大沼がいたりと個性派集団(プロ野球選手の集団はたいがい個性派集団ですが)だったりするさいたま西武ライオンズに注目です。