バブル産駒、ふたたびダービーへ

東京11Rのプリンシパルステークス(3歳オープン・芝2000m)は、10番人気ベンチャーナイン(武士沢友治騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分01秒5。半馬身差の2着に18番人気アグネススターチが、2馬身差半の3着に3番人気ヤマニンキングリーがそれぞれ入線。
【プリンシパルS】(東京)~ダービーを前に大波乱!ベンチャーナインが差し切る | 競馬実況web | ラジオNIKKEI


殿人気のアグネススターチが雨の中逃げ粘ってダービーへ(来るとしたらスピットファイアー(同じくバブル産駒)かなーと思ってたのは秘密)。バブル産駒では、ゼンノジャンゴ(03年5着。確かゼンノジャンゴプリンシパルを僅差の2着)以来、2頭目のダービー出走(権。たぶん)です。めでたい。
バブル産駒といえばすっかりダート馬という印象で、事実そうなんですが(今思えばバブルガムフェローフェブラリーS走ってたらグルメフロンティアの5馬身ぐらい前にいたんじゃないかと思う)、もう一つ事実というか割と長い間バブル産駒を見続けてきた私の印象(印象かよ)を書かせてもらうと、「前にいないとお話にならない」です。でも1000万クラス以上だと古くはアドマイヤマジック、最近ではトーセンザオーやバルバレスコなどの芝の差し馬もいることにはいますが、基本的にはやっぱり「(ローカルの)ダートが好き。逃げるか離れた2、3番手を追走して(集団はバラけたほうが良い)、四角先頭か直線で逃げ馬を交わしてそのまま押し切る」が一番多い好走パターンなので、個人的には(出負けしない限り)バブル産駒はとりあえず逃げるべきだとさえ思ってます。
その点アグネススターチについては、前走乗った川田Jに何が何でも行ってくれという指示を出すなど、管理する大根田センセイもそこらへんはわかってる、というかスターチくんは赤木Jいわく「控えると止めてしまうところがある」ので性格的に逃げざるを得ないみたいですが(笑)、とにかくバッチリなので、ぜひスターチくんには「テレビ馬」になってもらいたいと思います。
あと「出るのか」については、大根田センセイが前走後「もしかしたらあまり使い込むと良くないタイプかも」と言ってたのに中2週で使ってるということはオーナーの(ダービーへ、という)意向が強いでしょうから、体調などの問題がない限り、出ると考えていいと思います。


さあ、雨乞いだ。