俺は悲しい

名言というわけではないですが、最近、高校の履修単位不足問題のニュースで思い出したこと。


私は公立高校の理系クラスに在籍していて、社会の選択科目では日本史Bを選択していました。
今思えばその理系日本史Bのクラスは必修単位を履修させるためだけのようなクラスで(理系の生徒はセンター試験では、倫理などの公民科目を選択するのが王道かつ覇道であったため)、生徒たちのモチベーションはそれはそれは低く、ほとんどの生徒が堂々と内職(他の教科の勉強)をするほどでした。


ところが担当の先生がなまじ熱血だったため、色々あったのです。色々。


結局コマ数だけが過ぎ、グダグダのまま最後の授業となったのですが、
最後の授業で先生は泣きながら「俺は悲しい!」と叫んだのです。
当時は皆で「何だよアイツ」と愚痴り合っていたものですが、今考えると「すまんかったなあ」と思います。もっとちゃんと授業受ければ良かったな、と。先生にとってはかなりショックだっただろうと思います。しかし、もうどうしようもありません。
私が卒業式以外で、「先生」が泣いたのを見たのは、それ、一度きりです。