『四季 冬』(森博嗣)より

天才科学者真賀田四季さんの台詞。けだし名言である。

「分析する行為自体が、単純化に通じると言いたいのね?」(P27)


最初の名言がこれでいいのか、という気がしないでもないですが、自分、信者ッスから…お許しを。
でも、分析したり言及したりするのが大好きな私達bloggerは肝に銘じておくべきな名言だと思います。説教か。


出典本について。本作、というか四季シリーズ四部作(『四季・春 (講談社ノベルス)』、『四季・夏 (講談社ノベルス)』、『四季 秋 (講談社ノベルス)』、本作)の四季さん視点で書かれた文章と会話文は、『アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)』でのIQ最高時のチャーリーの文章並みのテンションなのでそういうのが好きなひとにはおすすめです(ただし年齢相応ではある)。



四季・冬 (講談社ノベルス)

四季・冬 (講談社ノベルス)