オーバーフローの悲劇

ここでOverflowが出しているゲームはすべて「止」の子供が出てくるゲームである。
つまり「止」の子供のうちのある一人の男の子が同じように「止」の血を引く女性とやりまくるというゲームである。
http://www.geocities.jp/bee_langley/School_days/sd_kousatu.html


id:moonphaseさんの雑記経由で知ったオーバーフロー作品の狂った家系図という厄いページから電波を受信した結果、むしゃくしゃしてやったこともないゲーム『School Days』に登場するヒロインの4代血統表(競走馬の血統を表すのに使う)を作ってみたわけですが、案の定「厄いわね」としか表現しようのない血統表が出来上がったのでメモ。




 瞬  止       
   
      
   
初花      
   
      
   
踊子  止       
   
      
   
萌葱  止    
   
      
   

上の表はヒロインの一人、世界(名前です)の4代血統表。「沢越止(さわごえとまる、以下「止」)」2×2×3のインブリード(血量62.5%)が発生しています。世がダビスタなら牧場長に「ちょっとこれは危険な配合だな」と言われる配合。ちなみに日本ではいとこ同士の結婚が認められていますが、その子供でも発生するのは「曽祖父(ひいじいちゃん)」3×3のインブリード(血量25%)と「曾祖母(ひいばあちゃん)」3×3のインブリード(血量25%)であることも合わせて考えると、「血量62.5%」がいかに厄いかがお分かりいただけるでしょう(念のために付け加えておくと、「兄と妹」の間の子供でも発生するのは「父」2×2、「母」2×2の血量50%のインブリード2本)。 そして、下の表はこれまたヒロインの一人である刹那の4代血統表。刹那と世界は腹違いの姉妹なので、刹那も世界と同様「止」2×2×3のインブリード(血量62.5%)が発生しています。
 瞬  止       
   
      
   
初花      
   
      
   
 舞  止       
   
      
   
神楽  止    
   
      
   

さらに厄いのはゲームの主人公である誠も「止」の息子だということです。当然主人公である誠はヒロインの世界や刹那とくっつくわけで、そうすると誠とヒロイン、たとえば世界との間に子供が生まれるなんてことも考えられるわけですが、そんな忌み子の4代血統表はこちら。


 誠  止       
   
      
   
         
   
      
   
刹那  瞬  止    
   
初花    
   
踊子  止    
   
萌葱    
 止 


「止」2×3×3×4のインブリード(血量56.25%)が発生。血量こそ世界や刹那よりも少ないですが、見た目はこっちのほうが厄いですね。
これは余談ですが、件のページで他に面白いと思ったのは「ある女性と「止」の間に男の子が生まれたとすると、その子供も「止」同じように血縁者からモテまくる」が、「血のつながっていない女性からは誠は何の変哲もない男にみえる」という点で、お話の都合上モテにモテなければならないエロゲーの主人公がモテる理由としては、「相手がそういう血筋の女の子だから」というのは変に納得がいく理由だなと思いました。あと、家計図を最初に見たときに思い浮かんだのはセントサイモンの悲劇ですが、聞くところによると『School Days』は「プレイすると鬱な気分になるゲーム「鬱ゲー」として注目を集めた」そうで、(そうなるのも)むべなるかな、と思ったのでした。