日本の真髄1選

どうやら「今年から、「美しい国」作りのアイデアを国民から募集するプロジェクトが始まるらしい」そう(「美しい国」の真髄5選: H-Yamaguchi.netより。当該エントリには、山口浩さんが考えた「美しい国」の真髄5選が)。で、私も市井のbloggerらしくネタっぽいのを1つ書いたろか思って1つだけ考えてみたので書く。
それにしても、デアゴスティーニから『週刊日本の真髄100選』が出たりしたら節操がない感じで面白いですね。

譲り合いの精神

公共広告機構のTVCM「続・江戸しぐさ」にもある通り、その昔、江戸では譲り合いの際に江戸っ子は「江戸しぐさ*1というイキなマナーを体現していたといいます。「昔は良かった」となるのも無理のないところでありましょう。
しかし、現代日本においても譲り合いの精神は未だ確かに息づいています。その代表的なものとして、困難な問題に三人のうちの誰か一人が取り組まねばならない状況になった場合にしばしばなされる

A 「オレは絶対やらないぞ!」
B 「オレがやるよ!」
C 「それだったら俺がやるよ!」
A 「じゃあ俺がやるよ!」
BC「どうぞどうぞどうぞ」

といったやり取りには譲り合いの精神があふれ、様式美すら感じさせます。このように、高度に発達した譲り合いはコントと見分けがつかない様式美を持つものであり、まさに「美しい国」作りには欠かすことのできない精神だといえるでしょう。


*1:ともちろん後世に呼ばれることになる