いつの間にか荒山徹先生を執筆陣の中心に据えた時代小説ムックがめでたく発刊の運びとなっている件

世も末です。


詳細。雑誌形態のムックで名前は『KENZAN!』、今月8日発売予定だそうです。
ソースは講談社メールマガジンBOOK倶楽部メール(11/1発行号)。以下引用。

■KENZAN! (※注:雑誌形態です)  【荒山徹 他 定価1,260円】 11/8
 時代小説界に若手・中堅によるルネサンスを!
 新しい波が起こりつつある時代・歴史小説界に対応した、新旧のファンに贈る雑誌
 形態の時代小説ムック。荒山徹畠中恵米村圭伍他、勢いのある作家達が勢揃い


いや、「畠中恵*1 他」にしておいたほうが色々とまろやかでよろしかったのでは、と思わないではないですが、そこは講談社の中の人の心意気なんでしょう。確かに時代小説界に波風を立てうる人材といえばわれらが荒山徹先生をおいて他にないですからね。
しかし、いくら若手・中堅がメインのムックといっても、荒山先生が筆頭扱いというのはどうなのか。
何というか、荒山先生がメインを張るようなこの状況は、喩えるなら「もの凄い右翼だった人が、国が右傾化したら普通の人になってました」みたいな感じがします。やっぱ世も末。

*1:未読です