「アンチ」は「ファン」の同義語である

自分、信者っスから(誇張)。

一度統計をとってみたいものだが、酷評される本の方が結果的に売れる傾向にあるように感じるほどだ。少なくとも、出たばかりの頃の評判は、本当に売れ行きとは反対だと思う。したがって、評判が良いときにはあまり嬉しくなかったりする。「駄目だ、これだけ褒められたら、きっと売れないだろう」となる。
MORI LOG ACADEMY 2006年05月16日(火曜日)

森先生の書かれたことを要約アンド全力で曲解すると「DISられてナンボ!!bloggerよ泣くな」。


最近、本屋にあった『いける本・いけない本』という無料配布の雑誌で、糸山秋子さんの『沖で待つ』(私は未読です)が、「出版会とそれを取り巻く本好きたち」のみなさんの19人中2名から「いったいこの小説は何なんだ。何の感興もわかない」「味の薄い作文まがいの文章を読まされた」とDISられているのを読んで笑ってしまったのですけれども、やっぱり芥川賞作品だからリスペクトされるし、DISられるのですよ。読まれない作品はDISられもしない。

だからbloggerも毎回エントリーを上げたそばからはてなブックマークされ、速攻で「これはひどい」「あとでよむ」タグをつけられるくらいになってナンボなんだと思います。(もしそういうbloggerがいたら、どう思います?絶対にそのbloggerブックマーカーから愛されている存在でしょう)


まあ、私達はbloggerであること以前に人なのだから、先輩方から「コイツ早いうちに摘んだろか」と思われるような若い芽でありたいですよね。私は嫌ですけど。


しかし、森先生でも「売れないと嬉しくない」のだと思うと心が洗われますね。


沖で待つ

沖で待つ