『不思議な少年 第4巻』(山下和美)

不思議な少年(4) (モーニング KC)

不思議な少年(4) (モーニング KC)

第十三話『水晶玉』で自分の行為を「馬鹿馬鹿しい これじゃあ人間の仇討ちだ」と言った彼は、
第十四話『ベラとカリバリ』では「復習がどこまで人を大きくするか興味を持」ち、
そして「性を持つ人間というものの心は苦しいものだ」ということを知る。
次に彼(彼女?)が見届ける人間はどんな人間なのか、
彼が何を知ることになるのか、何も知ることができないのか、誰も知らない。

永遠の生を持ち 全能であるがゆえに 少年はちっぽけな人間を愛し、憎んだ。
(帯の惹句より)