本田先生が空気を読んでいなかった件

先日のダービーに私が大好きなバブルガムフェロー産駒であるところのアーリーロブストくんが出走していた*1ことは既に常識ですが、ロブストくんを管理する本田優調教師が空気を読んでいなかった件。


あらすじ。昨年末の未勝利戦、エリカ賞、年明けの重賞・京成杯と3連勝を飾り、クラシックロードにささやかに名乗りをあげたロブストくんであったが、トライアルの弥生賞、目標の皐月賞と良いところなく連敗(惨敗)。そして今回のダービー、色々あってロブストくんは主戦だった福永騎手に替わって、期待の若手・三浦皇成騎手を新パートナーに迎えてレースに臨むことになったのであった。ちなみにロブストくんは福永騎手曰く「乗りやすさが最大の武器」という馬です(←ここ重要)。


レース数日前の三浦騎手コメント。

「自分の中では感じていることはあるけど、調教師の指示もあるだろうし、前に乗った人の話も参考にしたいと思う」
皇成最年少Vへ重圧に負けない/ダービー - 競馬ニュース : nikkansports.com


謙虚。何を感じているのか気になります。ちなみに私はバブル産駒の戦法については「万国のバブル産駒よ、逃走せよ」と考えているくらいの過激派なので、もちろん逃げるかそれに準ずるような感じで行ってもらいたいと思ってました。


その次の日の三浦騎手コメント。

「(中略)調教師と相談してからになりますが、先行することをもちろん考えています。少しでも目立てるように、見せ場を作れるように、一生懸命頑張りたいです」
http://www.sanspo.com/keiba/news/090528/kba0905281035018-n1.htm


100点。目上の調教師を立てつつも、ロブストくんの特徴を捉えていることをアピールする素晴らしいコメント。三浦皇成、まさかここまで空気の読める男だったとは。弟にしたい。


で、レースが終わってのコメント。

最年少ダービージョッキーを目指した19歳の三浦皇成アーリーロブストは、中団を追走したが徐々に後退して16着。「中団の後ろという指示通りの競馬はできましたが、下を気にしていました。ダービーはいい経験になりましたし、明日から頑張らないといけないですね」
http://www.sanspo.com/keiba/news/090601/kba0906010509008-n1.htm


>中団の後ろという指示通りの競馬はできました
>中団の後ろという指示通りの競馬はできました
>中団の後ろという指示通りの競馬はできました


本田先生、何やってんすか……空気読んでくださいよ……あんな馬場だし、前に行かせようとすれば行ける馬なんだから行かせたほうがいいでしょうが……空気読んでくださいよ……後ろ目に控えて通用したのは未勝利戦だけでしょう……つーかせめて中団の前めを……空気読んでくださいよ……とレース後、私はひとりごちたのであった。

*1:16着。ちなみに1着馬はマイネルボウノットがいた萩原厩舎。おめでとうございます!