美しい日本の野球

今年のプロ野球もシーズン最終盤ということで、引退の季節ですよね。日本のプロ野球では、選手の引退試合が消化試合だったりすると、最終打席として代打で出てくる場合はストレートを多く投げてあげたり、最後に打者一人だけ登板する場合にはなるべく打者は三振してあげたりするという美しい暗黙の了解があるのです。
で、昨日は神宮でヤクルト・鈴木健選手の引退試合があったのですが、最終打席で対戦した横浜ベイスターズの横山&相川のバッテリーが投げ込んだ15球は全部ストレート。13球目のファウルフライをサード村田が捕らないという粋な計らいをしていて、あたたかい気分になりました。
まあ、その後は川本がヒットを打ったり代打に真中を出して真中は普通にフルスイングするなど古田監督が空気を読まないというか一切余裕は見せないぜという采配*1を振るっていて、別の意味であたたかい気分になったのですが。そういえば、去年の日本シリーズでもgoogle:「泣くな!まっすぐで行くぞ!」がありましたね。下は鈴木健選手の最終打席の動画です。

*1:鈴木には「ヒットを打ってください」という感じだったのだからそのランナーが帰ってピッチャーに自責点がついたら、ねえ……