g:fukaborihone presents 第2回深骨賞・選考結果発表

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選考結果

  • 深骨賞
    • 『海老の話しようぜ、或いは『白熊座の女は真夏の夜にここぞとばかり舌を鳴らす』に興味はない』(id:xx-internet

選評 『海老の話しようぜ、或いは『白熊座の女は真夏の夜にここぞとばかり舌を鳴らす』に興味はない』を推す id:jundas

選考会が近づくと憂鬱になる。なぜなら、この深骨賞の選考会は喧々諤々、瓜田李下、疑心暗鬼、非難轟々、阿鼻叫喚、七転八倒九蓮宝燈といった無意味な議論が続くことが常であり、この賞の存在意義と同様まったく実りのない、殺人犯がそろって死海に死体を投げ込むような選考会になることは明白だからである。加えて、選考会の会場も気に食わない。あれほどワタミモンテローザ関係はやめろと言ったのにもかかわらず「笑笑」、モンテローザグループが白木屋と魚民だけだと思ったら大間違いであるし、事実間違いである(前回は「和民」だった)。決して笑笑が悪い店というわけではないが、こういった選考会会場のチョイスからして賞の程度が知れよう。会場担当者には次回の会場はせめて「坐・和民」にするよう再考を求めたい。

話がそれた。id:xx-internet『海老の話しようぜ、或いは『白熊座の女は真夏の夜にここぞとばかり舌を鳴らす』に興味はない』(以下『海老』)は読んだあとに全く読んだという気がしなかった。素晴らしい作品である。また、作品そのものに抜きん出た存在感があり、その存在感たるや、今回の選考委員が異口同音に「ひょっとして今回はこの作品しか投稿作品がないのでは」と語るほどであった。そのほか、担当の編集者でさえ「解説しようがない」と匙を投げる深堀骨作品に対して「語ろうという努力は無意味である」と喝破するなどいちいち納得させられる点も多く、自信を持って『海老』を推した。
ただひとつ、難点としては「海老の話だ」という意見もあって、なるほどこれは確かに海老の話だと思ったが、海老の話だろうが松下由樹の話だろうが内容に大差なく、受賞に問題はないだろう、それより二次会はカラオケだという意見が大勢を占め、『海老』が満票での受賞となった。

さて、早いもので深骨賞も今回で2回目となった。前回起こった事をありのままを話すなら「質問をしていたらいつの間にか質問がキャンセル扱いになっていた」という選考委員会にとって何をされたのかわからず、頭がどうにかなりそうな、恐ろしいものの片鱗を味わう結果だっただけに、今回は投稿があるという、ある意味チャチな結果になったことはまことに喜ばしい限りである。
余談だが、応募者予備軍諸賢へのアピール材料として「今回は投稿数が前回比xx%アップ!」という数値を出すため、1÷0(今回の投稿数÷前回の投稿数)という計算をするべくググったのだが、師曰く1÷0は数学的に袋小路(解なし)だそうで、深堀賞らしい心温まるエピソードがまた一つ、といったところである。