一死三塁

http://d.hatena.ne.jp/okome_chan/20070518/1179501693を読んで思い出した話。小学生の頃だったかキックベースが近所で大流行したことがあって毎日キックベースばかりしていたことがある。私達はバカだったのでバカみたいに毎日やっていた。しかし流行があれば廃れもあるもので、最盛期には多くの「お前誰?」という参加者により1チーム9人で行われていた試合もバカ次数の昇べき順にどんどんと参加者が減っていき、末期に残ったのは私を含めた名うての(高次の)バカ6人、3対3での試合が行われる状況だった。守備側は投手・リベロ(遊撃手)・外野手、攻撃側は打者・ネクストバッターズサークルにいる人・審判というポジションである。今考えると審判を攻撃側の人間がやっていることはともかくとして、「ネクストバッターズサークルにいる人」あたりに思わぬ落とし穴があったのだなと感慨深いが、問題になったのは、1アウト3塁での「透明ランナー」の扱いだった。スクイズは白けるのでなんとなく禁止、強い当たりのゴロ・内野フライなら自動的に2アウト3塁に、という紳士協定はあったが、モメたのがボテボテのゴロと外野フライのとき、3塁ランナーの生還を認めるかである。本家のプロ野球でもこの「1アウト3塁」というケースは点が入るか入らないか微妙っちゃあ微妙な状況であり、1アウト3塁で簡単に三振したり平気でポップフライを打ち上げたりする選手にはふざけんなコルァな心持になるのだが、キックベースではえーマジ三振!?三振が許されるのは草野球でたまにいる120km/hぐらいの速球投げてくるヤツに対してだけだよねーという感じであり、ボールは当てやすくたいてい前に飛ぶので一死三塁でなると微妙な当たりが飛んで「今のゴロ(フライ)だったらランナー還ってるよ」「お前の肩で刺せるわけないじゃん」という不毛なやりとりが繰り返されるのである。いや、何が言いたかったかというと、異性bloggerのツラがまえについて創造することと一死三塁での透明ランナーの扱いは似てるなーと思うのだ。しかし打席には誰もいない。ランナーは動かない。得点は入らない。