苅田以外全員狂人

なぜか現在yahooでは将棋特集なるものをやっていて、色々企画をやってるみたいなのです。
その中で「コミック『月下の棋士』で楽しむ」というような感じで『月下の棋士』も特集されていて、個人的には『月下の棋士』は読んで楽しむというか読んでて「うわあ」とちょっと引きながらもその様式美にしみじみと感じ入るタイプの作品なので、将棋マンガを取り上げるんだったら『しおんの王』のほうが良かったんじゃないかな絵も上手い(かわいいし)と思いつつ登場人物紹介のページを見てたんですけど、やっぱり『月下の棋士』はすごいですね。
将棋の世界にはクラス分けがあって、10人いるA級棋士というのが棋界のトップ10なわけですが、『月下の棋士』では苅田升三を除くとA級棋士の中にまともな人間が一人もいないんですよ。(佐伯は後にA級棋士になります)。20巻あたりからはA級棋士との対戦が続くので、大変アレな感じであったことを懐かしく思い出しました。


あと、『しおんの王』の原作者かとりまさる林葉直子さんだというのは知らなかったので驚きました。それと文庫版『月下の棋士』の表紙は実在の棋士の写真で超シブいです。


月下の棋士 (18) (小学館文庫)

月下の棋士 (18) (小学館文庫)


しおんの王(3) (アフタヌーンKC)

しおんの王(3) (アフタヌーンKC)