第三回萌理賞に参加してみた
昨日の深夜、開催されているのを半ば必然的に発見したので、参加してみました。
読み返すと「、」が足んねえぞ、文章下手だなとか思いますが、反省と悔恨の意味をこめてこっちにも全文転載。
課題テーマは「萌え」、課題モチーフは「夏」。短時間で捻り出されたシャープさだけがチャームポイントです。
(読んでも良いという人は下の「続きを読む」からどうぞ)
タイトル『それはちょっと違うと思う』
「翔ちゃんを殺しちゃった。どうしよう。裏山に早く来て」
僕が幼なじみ兼お隣さんのミサエ(仮名)からの電話を受けたのは夏休み最後の日の夜。外は大雨だった。
ミサエ(仮名)の彼氏にして俺の親友の翔ちゃんはかなりの美少年で、ミサエ(仮名)は流行のツンデレ美少女。二人はパッと見ではお似合いのカップルだった。
しかし実際翔ちゃんは浮気三昧で、ツンデレなだけに本州一キレやすいミサエ(仮名)の部屋から夜な夜な包丁を研ぐ音が聞こえてくるようになるにつけ、これは翔ちゃん殺されるぞと思っていたのだけど、本当に殺されるとは思わなかった。かわいそうな翔ちゃん。恐るべしツンデレの「ツン」。
裏山に着く。雨に濡れたうなじと透けた下着と血まみれの右手がいい感じのミサエ(仮名)は翔ちゃんだったモノを抱きしめて泣いている。これがツンデレの「デレ」か。ミサエ(仮名)は僕が近づくのにも気づいていないだろう。
何だか気分が良い。
ここに来るまで二人を別々の所に埋めるつもりだったけど、同じ所に埋めてあげることにしよう。二人とも本当に仲が良いんだね。
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458文字。ベッタベタです。規約に違反してたらごめんなさい。
普段ダイアリで文章は書いていますが、小説(もどき)を書くこと、しかも萌え要素を入れて書くことは私の中で割とニューだったので、なかなか新鮮でした。噂の萌理賞に参加できて良かったです。
私は萌え要素を作中に入れるので必死で、ミステリ要素を入れるのをすっかり忘れていた*1のですが、
そこらへんをしっかり講評で指摘してくれた主催者(id:sirouto2)さんは流石だと思った。
しかし、私としては「萌え」というテーマに対して直球で挑んだつもりなのですけれど、
他の作品と読み比べるとえらく浮いてるのはどういう事ですか。
追記:ミサエ(仮名)の元ネタは『最近のヒロシ。 (角川コミックス・エース・エクストラ)』(田丸浩史)に出てきた「ミサエ(仮)」。
- 作者: 田丸浩史
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*1:というより「動機などない」スピリッツで突き進んでしまった